ていりあの小説
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いや、まぁ…題名の通りですよ
ja
2008-03-16T23:34:56+09:00
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第七日 馬鹿二人
「よくも馬鹿にしてくれたね。」
「ハッ、挑発に乗る方が悪い。」
「いいよ。僕の犬で、這いつくばらせてあげる。おいで、僕の可愛いサートラ。」
「っ!召喚魔方陣?サモナーか。」
「その通り。サートラはフレイミングドッグ。燃えたぎるその炎は消せはしないよ。」
「モデルはドーベルマンってところか。...
「ハッ、挑発に乗る方が悪い。」
「いいよ。僕の犬で、這いつくばらせてあげる。おいで、僕の可愛いサートラ。」
「っ!召喚魔方陣?サモナーか。」
「その通り。サートラはフレイミングドッグ。燃えたぎるその炎は消せはしないよ。」
「モデルはドーベルマンってところか。」
「さぁ、君も出したまえ。じゃないともう終わらせるよ。」
サートラがケイヤに襲いかかる。
「ぬっ!」
寸前でケイヤは魔法剣を出し、攻撃を防いだ。しかし、反撃することができない。
「どうしたの?もう終わり?なら、終わらせようか。サートラ!!」
サートラが口を開け、炎が球体になってケイヤを襲う。
「…剣が出せるなら、やれるはずだ。親父はできた。だから、俺もできる。」
ケイヤは手を前に出し、目をつむり、想像した。
(消えることの無い炎なら、吹き飛ばせばいい。遥か遠くまで。)
ケイヤは目を開け、創造した。ストライカーの「風の大砲」―ウィンディア・キャノン―を。
「吹き飛べェェェェ!」
「そ、そんな?僕のサートラの炎が?!」
「いい犬だった。だが、俺はそれだけじゃ倒せないぞ?」
「理解したよ。君は強い。今の僕じゃ到底勝てないよ。」
「ヘッ!」
ケイヤは智広を起こし、握手をした。
今日から俺の名前はあいぴー☆ビッグバンだ!]]>
小説その4
2008-03-16T23:34:56+09:00
あいぴー
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あいぴー
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第六日 蔑み
ケイヤは帰宅した。「ただいま。」
「おーぅケイヤ、相変わらずのシケた面だな。なんかあったか?」
「親父の友達の息子に今日の帰り道で会った。木下智広とか言ってた。」
「ほぅ。トモキの所の小僧か。随分偉くなったもんだな。あいつの妻もお前の母親と同じくらい美人さんだぞ?ま、ミナの方が上だがな。」
「いや、...
「ただいま。」
「おーぅケイヤ、相変わらずのシケた面だな。なんかあったか?」
「親父の友達の息子に今日の帰り道で会った。木下智広とか言ってた。」
「ほぅ。トモキの所の小僧か。随分偉くなったもんだな。あいつの妻もお前の母親と同じくらい美人さんだぞ?ま、ミナの方が上だがな。」
「いや、そういうことじゃなくて…あいつ、害はないのか?」
「害も何も、トモキの息子だしな。大丈夫だろう。」
次の日
「昨日はすんませんでした。」
「いいわよ。謝らなくて。気にしてないから。」
と、そこへ、
「やあ。」
「何の用だ。」
「君の力が試したいんだ。放課後でいいから付き合ってくれないかい?」
「了承したよ。オタクの息子君。」
智広は驚きを隠せなかった。
「な、なんのことかな。僕の父親がオタクだなんて変なことを言うのはよしてくれないか。」
「じゃ、放課後でな」
ケイヤは笑いながら言った。
岡崎、最高~!]]>
小説その4
2008-03-11T01:31:40+09:00
あいぴー
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第五日 挨拶
「とりあえず言いまーす。先生宝くじ当たったんで先生辞めます。」
教室の空気が固まった。
「来週からは違う先生くるんで。その前に席替えをしようと思う。」
という成り行きで席替えをすることになった。
ケイヤの席は、窓際の後ろの方の席で、結構いい位置である。
隣にセツナがいるのを除いては。
...
教室の空気が固まった。
「来週からは違う先生くるんで。その前に席替えをしようと思う。」
という成り行きで席替えをすることになった。
ケイヤの席は、窓際の後ろの方の席で、結構いい位置である。
隣にセツナがいるのを除いては。
「何?」
「…いや、なんでこうなるかと思って。」
「私の隣ってそんなに嫌?」
「好きではない。」
ケイヤの答えは意外とセツナの胸に刺さった。
「…嘘だって、落ち込むな。」
帰り道、ケイヤはセツナに謝ろうと思っていた。
だが、空気的な問題もあり、それどころではなかった。
セツナが口を開いた。
「ねぇ、あなたって…」
すると、後ろから知らない声が聞こえた。
「君が、天宮ケイヤだね?」
「誰だ。」
振り向き様に言うと、見知らぬ男が立っている。
「僕は木下智広。智広と呼んでくれ。」
智広はクラスで一番カッコいいと言われてる男子だ。なので、
「あー、確かいたな。うちのクラスにそんなのが。で、カッコいい君が俺に何の用事?」
と、ケイヤは返した。
「いやぁ、父さんの友達の息子がどういう人か確かめたかっただけさ。悪い人じゃなさそうで、安心した。」
「親父の…?」
セツナは空気だった。
智代は最高ですよ。]]>
小説その4
2008-03-01T13:58:52+09:00
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第四日 創造者
ケイヤは家に帰った。
リビングで父親のケイジュが待っていた。
「とりあえず、座れ。言いたいことはわかってる。」
ケイヤは言うとおりにした。
「…何故、召喚できたか…だな。それに関して言うと、実は召喚術じゃない。あの時は納得してくれそうもなかったからな。それによく考えてみろ、召喚契約は自身でし...
リビングで父親のケイジュが待っていた。
「とりあえず、座れ。言いたいことはわかってる。」
ケイヤは言うとおりにした。
「…何故、召喚できたか…だな。それに関して言うと、実は召喚術じゃない。あの時は納得してくれそうもなかったからな。それによく考えてみろ、召喚契約は自身でしか行えないんだ…っと、話を戻そう。あれは、創造者の力の一貫だ。」
「力の…?」
「簡単に言うとだな。お前、呼び出した時に何を思った?その思いが具現化して、形となったのだろう。創造者の力は、自分が思ったもの全てを具現化する力だ。剣が欲しいなら剣を、食い物が欲しいなら食い物を出せる。もちろんその力は魔力に依存するが、お前も俺とミナの息子だ。大丈夫だろ。」
「…なるほど、召喚じゃなく具現化…」
「ちなみに言おう。20年前、魔法使いが生まれたのは知ってるな?」
ケイヤはうなずいた。
「俺と母さんもそのときに魔法使いになった。不本意ながらな。そして、俺たちがいた学校は名前を変えた。それが、今お前が通っている学校だ。何故だかわかるか?」
ケイヤは首を横に振った。
「その場所だけ異常に魔力反応が高かったからだ。それ以降、その学校は魔法学校へと姿を変えた。生徒も魔法を使える者しか入れなくなった。」
「ふーん…ってじゃあ俺の通ってる学校は魔法使えるやつしかいないってことか!?」
「そういうことになる。いいじゃねえか。両親が卒業生なら自慢できるぞ?」
「そういう問題じゃねぇって。」
ケイヤはあきれた様に言った。
約束された勝利の剣]]>
小説その4
2008-02-09T19:01:41+09:00
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第三日 精霊―魂だけを宿す者達―
「母さん、ビール出してくれ。」
父親が言った。
「自分でやりなさい。今おかずつくってるの、見てわからない?あ、ケイヤにやらせちゃ駄目よ。」
母親が返す。
「へいへい…。」
「そういえば、ケイヤは?」
「多分、まだ考えているんだろう。俺たちが魔法使いになったのと同様に、な。」
「…どうい...
父親が言った。
「自分でやりなさい。今おかずつくってるの、見てわからない?あ、ケイヤにやらせちゃ駄目よ。」
母親が返す。
「へいへい…。」
「そういえば、ケイヤは?」
「多分、まだ考えているんだろう。俺たちが魔法使いになったのと同様に、な。」
「…どういうこと?」
「…芽が出た。あいつは、俺と同じだ。血かね、やっぱ。」
父親は少し感慨深く言った。
翌朝、ケイヤは父親に自分が何者なのか尋ねた。自分で考えてみてもイマイチピンとこないという。
「そりゃあお前。魔法使いに決まってんだろ。」
「…そういうことじゃなくて!」
「帰ったら話すさ……かあさーん!お出かけのチューして~!」
「誰がやりますか!息子もいるのに!」
ケイヤは学校についた。
屑切はまだ来ていない。
新垣は、長かった髪をバッサリ切っていた。
新垣がケイヤに話し掛けた。
「昨日は、ありがとう。」
「えっ…ああ。」
「あなたは何者?最初はウェポナーかと思った。けど、召喚術を使った。」
「俺もそれに関しては困ってる。召喚術なんて、使ったことなかったから…」
新垣は顔をしかめた。
「使ったことがなかった?どういうこと?」
「いや、だから…」
そういうことを話していると、屑切がやってきた。
「よう。」
「き、昨日はどうも…」
屑切は右腕を振り上げた。
ケイヤは少し身を畏縮させた。
「かっはっは!お前は大した奴だ!」
呆然としているケイヤの左肩には屑切が振り上げた右腕が乗っている。
「たとえ精霊の力であろうが、この俺を吹き飛ばしたんだ!それに、人間の精霊なんざ今まで見たことがない!」
「は…はぁ。」
「新垣だっけか。昨日はすまなかったな。何、強そうな奴をみると血が騒ぐのさ。性ってやつか?」
「…そう。」
新垣は素っ気なく言った。
今日は月姫のアニメ版を見終えた。一日で]]>
小説その4
2008-02-04T15:57:34+09:00
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第二日 騎士と魔法使い
吹き荒れた風。吹き飛ばされた斧。
そしてそこに立つ、双剣を持った一人の少女。
「誰だぁ…?てめぇは?!」
「我が名は『ストレイト・ウィア・ゼーカ』。知らなければ覚えておくがいい。」
「知るか!貴様は今ここで死ぬんだ!」
再び斧を創り、屑切は襲いかかった。
少女は二つの剣で斧を支え、剣から...
そしてそこに立つ、双剣を持った一人の少女。
「誰だぁ…?てめぇは?!」
「我が名は『ストレイト・ウィア・ゼーカ』。知らなければ覚えておくがいい。」
「知るか!貴様は今ここで死ぬんだ!」
再び斧を創り、屑切は襲いかかった。
少女は二つの剣で斧を支え、剣から風を放ち屑切の体ごと斧を吹き飛ばした。
「諦めろ。貴様ごときでは私には勝てぬ。それとも、まだ向かって来るならば、どこまで飛ばして欲しい?」
「ぬぅ…」
屑切は帰っていった。
ケイヤはただ呆然としていた。
「…お前…何者だ?」
ケイヤは質問した。
「私は貴方に召喚された精霊。ウィアとお呼びください。私の使命は貴方を御守りすること。」
「俺に呼び出された…?何のことだ?俺はウェポナーだぞ?サモナーでもないのになんで召喚なんかできるんだ?」
「私には分かりません。魔法に関してあまり詳しくないので…お役に立てずすみません。」
「いや、そんなにかしこまらなくても…」
新垣は逃げたようだ。気付いた時にはいなくなっていた。
ケイヤはとりあえず家に帰ることにした。
召喚された精霊は術者が戻すか魔力切れを起こさない限り、現世にとどまり続ける。
ケイヤの魔法の師は父親の慶樹である。そのため、わからないことがあった場合ケイヤは父親に聞いている。
「なぁ親父、俺ってウェポナーだよな?」
「いや?」
「…は?」
「いつか言おうと思ってたんだけどな。お前ウェポナーじゃないんだよ。俺と同じさ。」
「…今日、サモナーみたいに召喚をした。なんで、召喚できた?」
「そりゃお前。なんでって、創造者(クリエイター)なんだから召喚だってできるさ。召喚契約はお前が幼い頃やらせてもらった。お前実は凄い奴だぞ?」
「創造者ってなんだよ?アンタ、何隠してんだ?」
「ま、その辺はおいおいだな。騎士の精霊は姿隠せるけど別に出してもいいぞ?どうせ人間の格好なんだし、他人にはわからん。ま、とどめておくにも魔力いるから、戻すのが無難だな。」
姿を消していたウィアが出てきた。
「マスター、あの方は何者ですか?一発で隠れた精霊を見抜くなど、並大抵のことでは…」
「俺の…親父さ。不思議な人だよ。」
第二日なのに一日目だろとかなしね]]>
小説その4
2008-01-31T23:08:25+09:00
あいぴー
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第一日 吹き荒れる風
世界に二十分の一ほど存在する魔法使いたち。その存在は既に周知の事実となっており、魔法使いも普通の人間と同様に暮らしている。
ここ、真凪(しんなぎ)高校では、今日が入学式である。
「えー、今日からお前たちの担任をすることになった、加賀勇だ。じゃあ出欠と同時に自己紹介してもらおうか。一番、天宮。」
...
その存在は既に周知の事実となっており、魔法使いも普通の人間と同様に暮らしている。
ここ、真凪(しんなぎ)高校では、今日が入学式である。
「えー、今日からお前たちの担任をすることになった、加賀勇だ。じゃあ出欠と同時に自己紹介してもらおうか。一番、天宮。」
一番右端に座っていた男子が立ち上がる。
「出席番号1番、天宮慶也。得意なことはなし、趣味は昼寝。以後よろしく。」
後ろにいた女子の番になる。
「出席番号2番、新垣刹那。得意なことは魔法の弓、趣味は人間観察。よろしくお願いします。」
教室がざわめいた。自分から進んで魔法使いだと言う者など、まずいないからである。
そして、放課後になった。
「よう。新垣。得意な魔法を見せてくれよ、俺たちにさ。」
教室にいたチンピラがセツナに声をかけた。
「不良で有名な屑切君じゃない。悪いけど、あなたたちに見せる魔法はないわ。」
即答された屑切は頭にきたようで、
「このアマ!少し付き合え!」
「いいわよ。」
一方、日直の仕事を任されていたケイヤは帰りが遅くなっていた。
「…これだから出席番号1番は嫌なんだよ。」
帰り道の公園で、誰かが少女と戦っているのが見えた。
少女は血を流し、今にも倒れそうである。
そんな光景を見て、ケイヤは自分でもわからないまま飛び出していった。
「なんだ…お仲間か。」
ケイヤの手には光の剣があった。
が、屑切が持っていた斧を受け止めた瞬間に壊された。
もはやこれまでと思ったとき、一陣の風が吹いた。
二話目を続けて掲載しようと思う]]>
小説その4
2008-01-31T19:14:17+09:00
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最終幕 今を生きる
「そういやあったな、そんなことも。」
男が言う。
「人事みたいに言わないでよ。」
女は言う。
男は続ける。
「俺は、今の暮らしに満足してるよ?少なからず、ね。」
「そういうこと言われるとまた学生時代に戻りたくなるんだけど。」
「いいことじゃないか。昔は綺麗だったんだけどな~」
「何?...
男が言う。
「人事みたいに言わないでよ。」
女は言う。
男は続ける。
「俺は、今の暮らしに満足してるよ?少なからず、ね。」
「そういうこと言われるとまた学生時代に戻りたくなるんだけど。」
「いいことじゃないか。昔は綺麗だったんだけどな~」
「何?今は?」
「いまのほうが綺麗さ。」
「…そ。まぁいいわ。今度そういうこと言ったら離婚するわよ?」
「自分から付き合おうって言ったのに?」
「うっさいわね!いいでしょ!そんな小さなこと!」
「ハッハッハ、照れるな照れるな。」
「照れてなんかない!」
男は苦笑いをする。
「しかし、変わらんもんだな。人間は…。昔の性格そのまんまだよ、お前。」
「アンタもね。」
「俺は変えないんだ。変えたら俺じゃあなくなる。」
そんな他愛もない会話をしていると、家のチャイムがなる。
誰かと思い出てみると、二人の男女が家の前に立っている。
「おお、トモキにリョウコか。新婚おめでとう。」
「お互い様だ。あとこれ、ハネムーン土産。」
「お、ありがとよ。上がってくか?汚い家だけど。」
「いや、今日は遠慮しとくよ。二人の邪魔しちゃマズいだろう?」
「別に邪魔じゃないけど?あと、こんにちは、リョウコ。」
中にいた女が口を挟んだ。
「内心ものすごい邪魔だと思ってる奴の言葉だぜ、それ。」
「うっさいわね!思ってないわよ!」
「ハハハ、仲がよろしいこって。」
「…トモキ。」
「おう。じゃあそろそろ行くぜ。俺たち。」
「どうした?なんかあんのか?」
「パソコン買いに行くんだ。リョウコが欲しがっててな。」
「そっか。じゃあな。」
二人に別れを告げた夫婦は、暫くの沈黙のあと、夫が口を開いた。
「…どっか行くか?ミナ。」
「…別に行ってあげてもいいわよ?」
「素直じゃねぇと連れてかないよ?」
女は少し黙って、開き直った様に言った。
「…行こう、ケイジュ!」
なんという予想通りの未来]]>
小説その3
2008-01-30T20:43:50+09:00
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第十二幕 こんなに根底から腐ってるのに
前回までのあらすじ
デート開始
ケイジュ「で、どこに行くんだ?」
ミナ「いいでしょ。どこでも。」
そういって向かった先は何の変哲もない文化祭にありがちな焼きそば屋。
(ま、そんなもんだろうとは思ったがな)
心の中でケイジュはそう呟いた。
そして焼きそばをケイジュがおごって…と思いき...
デート開始
ケイジュ「で、どこに行くんだ?」
ミナ「いいでしょ。どこでも。」
そういって向かった先は何の変哲もない文化祭にありがちな焼きそば屋。
(ま、そんなもんだろうとは思ったがな)
心の中でケイジュはそう呟いた。
そして焼きそばをケイジュがおごって…と思いきや、ミナがおごってくれた。
「珍しいこともあるもんだな。お前が人に何かおごるなんて。」
「いいでしょ。別に。アンタ以外にはこういうことしないけどさ。少しは感謝しなさいよね?」
「ありがとう。」
「…!!」
「これでいいか?」
「そ、そう!それでいいのよ!」
ケイジュは苦笑いをした。それを見てミナは、
「なにがおかしいの!?」
と言った。
「いや、別に。」
ケイジュは返した。
そこへ、剣道部のシズカがやってきた。そして怒り気味にケイジュに話し掛けた。
「おーす、ケイジュ。今日招待試合あるって知ってる?」
「…サーセン。すぐ行きます。」
ミナは止めた。
「ちょっと!なんで行っちゃうのよ?宣伝はどうするの?」
「お前なら一人でもできるだろ?」
「そうじゃなくて!二人の方が効果があるでしょ!?」
追記に行ってください。
今回はコメントはしないぜ!]]>
小説その3
2008-01-28T21:23:27+09:00
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第十一幕 前回の話なんて忘れてる。
前回までのあらすじ
食材を買って来た。
ケイジュ「疲れた。俺はもう動けない。つーか動きたくない!」
ミナ「わがまま言ってないで早く準備してね。もう時間ないわよ。」
ケイジュ「わがままなのはどっちだよ…さーてパトラッシュぅ。俺を連r…」
ミナは水をかけた。
ケイジュ「ぎゃーす!!ち...
食材を買って来た。
ケイジュ「疲れた。俺はもう動けない。つーか動きたくない!」
ミナ「わがまま言ってないで早く準備してね。もう時間ないわよ。」
ケイジュ「わがままなのはどっちだよ…さーてパトラッシュぅ。俺を連r…」
ミナは水をかけた。
ケイジュ「ぎゃーす!!ちょっ!おま!パトラーッシュ!!」
ミナ「悪魔祓いよ。」
ミナはそう言って作業を再開した。
そして遂に!客が来たのである!
一同「いらっしゃいませ!」
数時間たった後、ミナはどうやら客の少なさが気になったようで、ケイジュに言った。
「客寄せいくわよ!アンタとアタシ二人で!アンタ昼まだでしょ?ついでに食べに行くわよ。」
ケイジュ「飯はついでか、コノヤロウ。飯は重要な体力をつくる元になるもので、だな…」
ミナ「行くの?行かないの?」
ケイジュ「……行かせて頂きます。」
第十一幕 それは仕様だ。]]>
小説その3
2008-01-23T01:06:15+09:00
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