いや、まぁ…題名の通りですよ
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「そういやあったな、そんなことも。」
男が言う。
「人事みたいに言わないでよ。」
女は言う。
男は続ける。
「俺は、今の暮らしに満足してるよ?少なからず、ね。」
「そういうこと言われるとまた学生時代に戻りたくなるんだけど。」
「いいことじゃないか。昔は綺麗だったんだけどな~」
「何?今は?」
「いまのほうが綺麗さ。」
「…そ。まぁいいわ。今度そういうこと言ったら離婚するわよ?」
「自分から付き合おうって言ったのに?」
「うっさいわね!いいでしょ!そんな小さなこと!」
「ハッハッハ、照れるな照れるな。」
「照れてなんかない!」
男は苦笑いをする。
「しかし、変わらんもんだな。人間は…。昔の性格そのまんまだよ、お前。」
「アンタもね。」
「俺は変えないんだ。変えたら俺じゃあなくなる。」
そんな他愛もない会話をしていると、家のチャイムがなる。
誰かと思い出てみると、二人の男女が家の前に立っている。
「おお、トモキにリョウコか。新婚おめでとう。」
「お互い様だ。あとこれ、ハネムーン土産。」
「お、ありがとよ。上がってくか?汚い家だけど。」
「いや、今日は遠慮しとくよ。二人の邪魔しちゃマズいだろう?」
「別に邪魔じゃないけど?あと、こんにちは、リョウコ。」
中にいた女が口を挟んだ。
「内心ものすごい邪魔だと思ってる奴の言葉だぜ、それ。」
「うっさいわね!思ってないわよ!」
「ハハハ、仲がよろしいこって。」
「…トモキ。」
「おう。じゃあそろそろ行くぜ。俺たち。」
「どうした?なんかあんのか?」
「パソコン買いに行くんだ。リョウコが欲しがっててな。」
「そっか。じゃあな。」
二人に別れを告げた夫婦は、暫くの沈黙のあと、夫が口を開いた。
「…どっか行くか?ミナ。」
「…別に行ってあげてもいいわよ?」
「素直じゃねぇと連れてかないよ?」
女は少し黙って、開き直った様に言った。
「…行こう、ケイジュ!」
男が言う。
「人事みたいに言わないでよ。」
女は言う。
男は続ける。
「俺は、今の暮らしに満足してるよ?少なからず、ね。」
「そういうこと言われるとまた学生時代に戻りたくなるんだけど。」
「いいことじゃないか。昔は綺麗だったんだけどな~」
「何?今は?」
「いまのほうが綺麗さ。」
「…そ。まぁいいわ。今度そういうこと言ったら離婚するわよ?」
「自分から付き合おうって言ったのに?」
「うっさいわね!いいでしょ!そんな小さなこと!」
「ハッハッハ、照れるな照れるな。」
「照れてなんかない!」
男は苦笑いをする。
「しかし、変わらんもんだな。人間は…。昔の性格そのまんまだよ、お前。」
「アンタもね。」
「俺は変えないんだ。変えたら俺じゃあなくなる。」
そんな他愛もない会話をしていると、家のチャイムがなる。
誰かと思い出てみると、二人の男女が家の前に立っている。
「おお、トモキにリョウコか。新婚おめでとう。」
「お互い様だ。あとこれ、ハネムーン土産。」
「お、ありがとよ。上がってくか?汚い家だけど。」
「いや、今日は遠慮しとくよ。二人の邪魔しちゃマズいだろう?」
「別に邪魔じゃないけど?あと、こんにちは、リョウコ。」
中にいた女が口を挟んだ。
「内心ものすごい邪魔だと思ってる奴の言葉だぜ、それ。」
「うっさいわね!思ってないわよ!」
「ハハハ、仲がよろしいこって。」
「…トモキ。」
「おう。じゃあそろそろ行くぜ。俺たち。」
「どうした?なんかあんのか?」
「パソコン買いに行くんだ。リョウコが欲しがっててな。」
「そっか。じゃあな。」
二人に別れを告げた夫婦は、暫くの沈黙のあと、夫が口を開いた。
「…どっか行くか?ミナ。」
「…別に行ってあげてもいいわよ?」
「素直じゃねぇと連れてかないよ?」
女は少し黙って、開き直った様に言った。
「…行こう、ケイジュ!」
どうだっただろうか。最終回
時間的には5年後くらいを予想してるんだけど
次回作に期待してくれ。
時間的には5年後くらいを予想してるんだけど
次回作に期待してくれ。
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