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いや、まぁ…題名の通りですよ
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セツたちはとりあえず岩場に降りた。
すると、サンドゥルモンはバリモンに戻っていた。


「成長期と成熟期…それとこの謎の機械…いったい何の関係が…」


悩んでいるセツたちに、一人の老人の声が聞こえてきた。

「わからないなら、おしえてやろうか?」

「誰だ?!」

「わしの名前はジジモン。しがない老人じゃ。」

その老人が言うには、パートナーと人間の魂が呼応した際に、
プログラムが一時的に進化を遂げる、という物だった。そして、謎の機械の名称は、
「エヴォン」というらしい。

「で、そのエヴォンが何の働きを?」

「お前たちも見たじゃろう。エヴォンの聖なる力によって、そこにいるバリモンが進化するのを。」

「ああ、だが、愛馬とか言う奴のプログラムは、あれも聖なる力なのか?」

「そうではない。あれは悪なる力。エヴォンはどちらにも反応するのじゃ。」

「なるほど…では、私たちも、そのエヴォンとやらを早く見つけましょう。空さん。」

「そうね。まずはそれが先決だわ。」

「馬鹿もんが。エヴォンは手に入る物ではない。気づくといつの間にか持っているのじゃ。」

「へー、そうなのか…」

「ん?ちょっとまて?じいさん、成長期か?成熟期か?」

「( #゜Д゜)ん?わしゃ究極体じゃ。成熟期のさらに上の上。最高ランクじゃな。」

「………そんなにあったのか…………ランク。」

「ちょっと絶望ね。私たち、進化させられるのかしら。」


ジジモンに別れを告げたセツたちは、今後、どこに行くか、決めることにした。
そして、高い山の頂上で、周りの景色を見回すことに決めた。

~第六話終了~
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「おはよう。」

全員でね。

「お前誰だ?」

「私はボウモン。空さんのパートナープログラムです。以後、お見知りおきを。」

「変なしゃべり方。」

まぁいろいろやっているところに、声が聞こえてきた。


「ワハハハハハハハハ 雑魚が3匹もいやがるわ。ワハハハハハハハハ。」

「は?」

いきなり高らかな笑い声と共に現れたのは、紛れもなく子供。服のセンスは最悪だったが、
強そうなプログラムを連れていた。

「俺は愛馬。そしてこいつは龍種族のリュウモン。紛れもない俺のプログラムだ。貧相な顔をしているな、貴様ら。」

「うぜぇ奴。」
「気持ち悪いにも程があるわね。」
「イシモン、奴のいる場所の石を崩せ。」

「ロックブレイク!」

あ、愛馬落ちそうだ。と思ったら、リュウモンが助けた。

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!!」

「ファイアーメタル!」

「ファイアーとメタルどっちだよ!」
「知るか!とにかくよけるぞ!」

間一髪よけた。

「成長期ごときが成熟期に勝てるものか!ワハハハハ!」

「成熟期と成長期……?なんだそれ?」

「そんなことも知らんのか。屑以外の何者でもないな。」

「むっかつくー。」

「ほざけ。お前から氏ね!」

ねらわれたのは主人公、セツ。そしてそのとき。

「成熟期に進化するには…なにかいるのか?それとも何もいらないのか?」

何か知らんが、セツのポケットが光った。

「なんだこれ?!」

そして、「バリモン進化!!サンドゥルモン!!!」

「成熟期に進化した!」

翼が生え、肉体的にも大きくなった。
まさに進化である。

「いっけええええええええええええええええ!!!!」

「ファイアーメタル!」
「サンダーブレイク!」

二つの必殺技が衝突した。
光がおこった。

その隙に飛んで逃げた。
結構な手際だった。


~第五話終了~
「いててててて…………」

最初に気がついたのはセツだった。さすが主人公。

「おい、大地、起きろよ、大地。」

「ん~?どうした?セツ。」

大地が眠そうな声で言った。

「どうやら、海岸に落ちてきたみたいだ。俺たち、どこに行けばいいのかなぁ……?」

「だーかーらー!俺たちみたいな奴らと戦おうって!それが僕たちの目標なんじゃないの?」

戦いたがってるバリモンが言った。しかし、イシモンはあまり戦いたくはなさそうだ。


そうこうしているうちに、海の向こうから何かがやってきた。

鮫にも見えるし、シャチにも見える。どっちにしろろくな物ではなさそうだ。

「バリモン、頼むぞ!」
「頑張れ、イシモン!」

「ミリサンダー!」
「ミニロック!」


二人の必殺技で応戦したが、海に消され、全く効かない。

すると、女の声が聞こえてきた。

「海の生き物は陸にあげて退治するのよ。」

「ファイアーロープ!」

まんまじゃんとか言うツッコミはしないでほしいが、鮫のような鯱の様な生き物は陸にあげられ、ばたばたしている。そこをすかさず二匹が仕留めた。

「お前は……空じゃないか!なんでお前がここに?」
「なんでって……あなたたちも同じ理由じゃないの?この子たちに導かれて来たんでしょ?」
「確かにそうだけど……知り合いがこれだけいるのかよ…全世界にいるんじゃなかったのか?」

「とにかく、あの生き物を焼いて食べましょう。腹の足しにはなるわ。」

空は、男に勝る程のワイルドさを持っている。クラスの男子は相当怖がっている。しかし、セツは幼なじみなので、あまり怖がらないようだ。

そして、また夜が更ける………



~第四話終了~
「うわああああああああああああああ」


っていきなり冒頭で叫んでるけど、まぁいいや


「おい、おきろ、セツったら」

そういわれて見上げると、ビリモンが目の前にいた。

「ここは…?」

「着いたんだ、俺たちの世界に。」

着いた場所は、辺り一面ジャングルの様な世界だった。
しかし、木が少しおかしい様な感じがする。
金属みたいな物が埋め込まれているのだろうか。

「おーーーい!だれだ~~~~?誰かいるのか~?」


その声の主は、セツの友達、大地だった。
大地は、小学5年の割に太って…大柄な体型をしている。

「セツじゃないか!お前のそれは?」

「それって……ビリモンのことか?」

「へぇ…ビリモンっていうのか。俺のこいつはスナモン。よろしくな、ビリモン。」

「おう、よろしく!大地、スナモン!」

「よ、よろしく……です。」

(スナモンは…恥ずかしがりなのか?性格もそれぞれ違うんだな…)

「セツ?」

「いや、なんでもない。それより、これからどうする?」

「とりあえず森から出ようぜ。話はそれからだ。」

とりあえず森から出ることにした二人と二匹。しかし、いっこうに森から出る気配がない。
と、そのとき、後ろから物音が聞こえた。

「ブブブブブブブブブブブブ……」

「なんだ?ムシの羽音?」

後ろを振り向くと、大きなクワガタムシの様な生き物がこちらに向かっているではないか。
即座にセツたちは逃げた。
すると、逃げ場のない崖にさしかかった。

「まずい……どうしよう。」
「絶体絶命ってやつだな……」

「俺たちが守らなきゃ。二人を!」

「恥ずかしがってなんかいられない!」

「ビリモン進化!!バリモン!」

「スナモン進化!!イシモン!」

二匹が、突然光り出したと思ったら、未知なる姿へ変わっていた。

「これは…」

「進化……?!」

「ミリサンダー!」
「ミニロック!」

二匹の必殺技で、クワガタの化け物を倒した……かに見えた。
クワガタの化け物は最後の力を振り絞って、崖を崩してきた。

「「うわあああああああああああああああああああああああ」」

二人の断末魔叫び声が、下へ落ちていった……

~第三話終了~
チュンチュン

っていう鳴き声は冬にはあんまり鳴らないからね。

「ん~~~あぁ~~~。」

セツはものすごいのびをしながらおきた。

セツの部屋には、昨日の夜持ってきた、卵があった。

「昨日のは夢じゃなかったのか…」

セツの心は高ぶり始めた。

「この卵から何が出てくるんだろう。どきどきするなぁ…」

そのときだ。
卵が光り始めた。


「な、なんだ?なんだ?」

そして、セツの前に現れたのは、スライムのような姿をした、生き物であった。

「よっ、俺、ビリモン。お前が俺を起こしてくれたんだな!お前の名前はなんだ?」

言っていることが訳のわからないことのセツは、とりあえず質問した。

「俺はセツ。小学5年生だ。お前、何者なんだ?」

「俺は全世界の中で選ばれた子供に配られた『Zプログラム』っていう物の一匹だ。俺みたいなのが、全世界に100匹いる。」

「へぇ。で、俺はどうすればいいんだ?」

「とりあえず、目覚めた奴らから俺たちの世界にとばされる。多分あと30分ってところだな。」

「ちょっと待って。お前らの世界って……?」

「まぁ、いってみればわかるさ。さぁ、あと30分しかない。身支度しろよ!」

セツは身支度を整えたが、一つだけ心残りなことがあった。

「母さん、ちょっと俺、冒険に行ってくるわ。」

「あ、うん、わかった。死んでこないように頑張ってきてね。」

セツは心残りなことが無くなった。むしろ殺意を覚えた。

「よし、いいぞ。」

「わかった。もう出発だから、ここにいてくれ。」


セツは人間界とは別の世界に飛んでいった………

~第二話終了~
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