忍者ブログ
いや、まぁ…題名の通りですよ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

休み時間。

北山健人は、相葉裕次のところへ行っていた。

「先生、先生は何で先生になりたいと思ったの?」

「そうだな…強いて言うならこれしか無かったから…かな」
「?」
「俺たちアビリティ・フォースを持っている人間は普通の社会では生きていけないだろう?迫害されるだけだ。なら、この職業か警察の特殊部隊、HOLYに入るしかないだろう。または、世界を彷徨うか…だ。自ずとこういう職業になるさ。」
「ふーん…」
「んで、今日は何を話しに来た?本当の質問はそれじゃないだろう?」
相葉は見透かしたように言った。
「うん…実は俺の生い立ちのことなんだけど…」
「俺は他人の生い立ちには興味はない。まあ、聞くだけ聞いてやろう。」
北山は咳払いを一つし、話を始めた。

「俺の本当の家庭はとても裕福で、今も豪邸を構えているらしい。俺の能力は0歳児の頃から備わっていたんだ…だけど、親は俺の能力を忌み嫌った。0歳なのに、生まれてすぐ、本当の親ではない人の元に送られた。物心ついたのは5歳くらい。俺は育ての親にも嫌われていたから、その場所を離れた。だが、頼れる人たちは誰もいない。食料もない。水は川を探して何とかなったけど、食料は魚を捕ろうにも5歳児だから、とれやしない。そんなとき、一人の男が現れて、この場所を教えてくれた。今まで何回能力を使ったか覚えていない……能力を持っているという理由だけで、チンピラに絡まれたこともあった。このバンダナは、その男にもらったもので、それまでは地面やコンクリートを媒体にして能力を使っていた。」
「で、何が言いたい?」
相葉は率直な意見を述べた。
「俺の将来の夢…」
「ほう。で、決めたのか。」
「うん…俺の夢は、この能力で、理不尽な戦いや、虐げられている人たちを救うこと。全員を救うことはできないけれど、目の前にいる人々を救いたい。クラス対抗戦もあるんだろう?俺の夢を叶えるため、俺を…強くしてくれ、いや、強く…してください。先生。」
「いやだね。」
相葉は続けた。
「お前の夢?俺には関係ない。お前はお前の道を進むんだ。俺は、俺の道だ。しかしだな、俺も一人の人間だ。お前の痛みは痛いほどわかる。強くしろ…というのは率直過ぎやしないか。いずれ、お前達10人には強くなってもらうため、俺がみっちりと鍛えてやる。今は我慢しろ。俺と戦う機会もいずれある。」
「………わかったよ、先生………」
「そうだ、言い忘れてた。俺もお前よりずっと辛い生い立ちだから。お前の気持ちなんて俺とほとんど一緒だろう。それだけは言っておくぞ。」
「はい。」
北山は教室に帰っていった。

北山が職員室を出た後で、相葉はこう思っていた。

「ふう…あいつには、俺と同じ思いだけはさせたくないな…」




書くのは意外と楽しかったです。この話。

何が言いたいのかさっぱりでした、この話。

とりあえず北山の話しようかなとは思っていたんですけどね

ふう…なんか疲れた
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この小説は
全員偽善者か?
片腹痛いわww
クロノス 2007/06/13(Wed)19:59:45 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ポイント
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[03/11 ネサラ]
[03/10 ネサラ]
[02/05 ネサラ]
[02/01 ネサラ]
[01/31 ネサラ]
最新TB
プロフィール
HN:
あいぴー
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1991/11/13
職業:
高校一年生
趣味:
何か
自己紹介:
暇なときに徒然に書いていきます
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]