第十三話 加藤元基

別に…死ぬのが嫌なんじゃなかった
自分はいつ死んでもいい…そう思っていた。
だが、死の際に立ってみて初めて気付いた。自分が何もしてないと。自分が自分である証を立てていないと。
このまま終わる訳にはいかない。そう思っていた時に現れたのが、あの男…
「おーい、起きろよ元基。」
「ん…随分懐かしい夢を見てた。」
「珍しく熟睡か？また情報だが、やめとくか？」
「阿呆言ってんなよ。行くに決まってんだろ。」
「にしても、お前は強いよなあ。俺なんて能力もないし、駄目人間だし…」
「そっから先は言うな。お前がいるから俺は金もらって生きて行けるんだからな。」
「……そうだな。」



―ネイティブ側 市街地―

「この辺はいいなあ、能力持ってない奴等しかいない！まあ、もし持っていてもこの俺の能力にはかなわないがな！」

「なんで俺たちが重労働してあいつは見てるだけなんだ！」
「逃げ出したいけど殺されるし…」
「どうした？」
「ああ、あんた旅の人かい？この町は…」
「どうしたと聞いている。」「…実はあのフォーサーがこの町を仕切っているんだが、反逆したら殺されるし、どうにもできない状況なのさ。」「あいつを倒せばいいんだな。…おい、お前！何か考えがあってこんなことをしているんだろうな？」
「考えなんてあるだけ損だばーか！」
その瞬間、男の周りに雷が落ち、男は黒焦げになる。

町の人々は唖然としている。
「少し腹が立った。」
それだけ言い残し、加藤は雷の様に去って行った。


「死を何とも思っていない奴は、制裁を下さないと気が済まない…例え誰であろうとも。」

何ともいいがたい
携帯で書いてたら半分消えて、やる気なくなった

疲れた…この辺でサラバ