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いや、まぁ…題名の通りですよ
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今から3時間ほど前

本土のある場所にて


「ハハハッ本土の連中は、団体行動でしか相手を倒せない連中ばかりかい?」
マントを着け、髪は緑色、眼光は赤の男。その姿は、異様なまでに堂々としている。
「ほざけ!俺の部隊の精鋭100人を相手に、勝てると思っているのか?!」
「お前の方こそ、俺に勝てると思っているのか?」
「そら思っているさ!俺はBランクだが、こいつらも全員Bランク!あわせればお前より断然強いと!なあ!額と頬に傷を持つ、風のユウジよ!」
「おめでたい奴だ。俺の傷は顔だけじゃあない。」
ユウジと呼ばれた男の地面が削れ、肩当て、頬当て、足に鎧の様な装備、腕も同じような装備、手には片方が短く、片方が長くなり、三日月型になった刀身の丸まっている部分に三つの刃がついている武器を持つ。
「フン、俺たちを倒せるものなら倒してみやがれ!!」

すると、風が一つ吹いたかと思うと、今までしゃべっていた男以外は全てその場に倒れた。

「あとはお前だけ…だな。」
「ひ、ひいいい!!」
「逃げるか…それもよかろう。だが、俺から逃げ切れると思ったら大間違いだ。」

(な、なんだコイツの動き……まるで見えん!瞬間移動でもしているのか!?)
「瞬間移動などしていない。お前がのろまなだけだ。」
男は、その場に倒れた。


そして今、とある空港に降り立った、一人の男―ユウジ―
「さて、サンクリーは…っと。」
「何か、お困りで?」
「いや、別に。」
「ウソをついてはいけないな……風のユウジ。いや、相葉裕次よ。」
「!」
「俺の名前はホムラ…春山焔。ホムラでいい。」
「Sクラスか。」
「いかにも。サンクリーを探しているんだったら、一緒に行ってやるぜ?」
「フン……ま、よろしく頼むよ。あんた、サンクリーか。」
「まあな。一番居心地が良い。ま、そんなに任務してねえし、いつも自分のことばっかで、隊長や副隊長に迷惑かけっぱなしだが…な。」
「なるほど。ぐうたら生活…というわけか。」
「ま、そんなところだ。」

―サンクリー内、隊長室―

「入るぜ。」
「ん、おう、ホムラか。今日はどうした、珍しく。」
「副隊長も一緒か。今日はちょっとサンクリーを探していた奴が空港にいてな。連れてきた。」
「なるほど。通してくれ。」
「よう、斎藤。」
「相葉?!お前か…」
「ユウジ?ホントにユウジ?」
「サキも随分久々だな。で、なんで俺だとわかった?」
「眼光が衰えてないもんでな。」
「なるほど。そればっかりは隠せんか。」
「で、なんでこっちに来た。」
「本土に居づらくなったんでな。ちょいとサンクリー様にお邪魔しようかと思って…な。」
「なるほど。じゃあこれからサンクリーの隊員達に紹介しようか。」
「そうしてくれるとありがたいが、サンクリーの制服は着ないぞ。」
「なんでだ?」
「お前も俺を知っているならわかるだろう?」
「誰にも流されずに生きる風…ってやつか。」
「ま、想像は勝手にしてくれ。」

―サンクリー内、大ホール―

「今日は、お前達に紹介したい人物がいる。今日からサンクリーで共に戦う仲間であり、君たちの先輩でもある。入ってくれ。」
「おう、まあ知ってる人もいる…が、髪型がえらい5年前と変わってしまったのでな。とりあえず自己紹介だ。俺の名前は相葉裕次。ユウジでいい。今日のちょうど4,5時間くらい前までは本土の方にいたんだが、居づらくなってな。こっちに来た。これから宜しく。ちなみに、俺の属性は『風』だから、教わりたい奴がいればいつでも来るがいい。戦闘に関しても同様だ。」
「ということだ。それでは各自、解散。」


―サンクリー内、レストラン―
「お久しぶりです、先生。」
「おいおい、もう先生なんて呼ぶなよ。」
「そんな、先生は何時までも私たちの先生ですから。」
「そんなもんか?」
「そんなもんです。」
「んでまあ…一人足りないみたいだが?」
「加藤は…ネイティブ側でネイティブ狩りをしてます。」
「フッ、あいつらしい。雷は誰にも止められない。奴の勝手にさせておけ。」
「先生は今まで何をしてらっしゃったんです?」
「ん…まあいろいろ…だな。俺はあっちでは指名手配されてるんだ。正確に言うと、Sクラス能力者全員だがな。」
「それで居心地が悪くなってこっちへ来た…と、そう言うことですか。」
「ま、そんなところだ。」
「先生、サンクリーに入るんでしょう?制服とかは着るんですか?」
「いや、着ない。サンクリーから着ても良い物…か。マントくらいだな。新品の。」
「そうですか…。で、さっきから気になっていたんですけど、その頬と額の傷…」
「ああ、これか?心配ない。能力を使いすぎるとこうなるだけさ。」
「能力を使いすぎるって…まさか先生…」
「それ以上は言うなよ。」
「………はい。」
「にしても、お前ら随分成長したな。」
「ま、5年も経てば変わりますって。」
「そうだな。」


―その後、サンクリー内、副隊長室―
「どうした?いきなり。」
「どうしたもこうしたもないわよ。いきなり消えて、いきなり現れて。どうしてずっと同じ場所にいれないの?私はあなたのそういうところが……」
「そう言うところが……なんだ?」
ユウジは優しく微笑みながら言う。
サキは照れつつ答える。
「そういうところが……好きなのよ……」
サキはユウジの胸に頭を置く。
ユウジはサキを優しく抱きしめる。
「いきなりいなくなったり現れたりして、悪かった。でも多分、当分はここにいさせてもらうことにするから。」
「………うん。」
夕日が、優しく部屋を包む――

―サンクリー内、喫茶店―
「健人、先生が帰ってきて、やっぱりうれしい?」
「まあな。けど、少し……悔しい部分もあるんだ。」
「どうして?」
「俺があの人を超えない間に、帰ってきたから。」
「そう。でも、あんまり火がつきすぎると、自分に引火しちゃうよ。」
「どういう例えだよ…ま、そんなに熱くならない程度にぼちぼち行くよ。」
「もし熱くなりすぎたら、私が消してあげる。」
「そらどーも。」
「何よその態度!何が気に入らないの?!」
「気に入らないなんて言ってないだろ。むしろ感謝するぜ?俺は一度炎がつくと自分でも止められなくなるから…な。」
「うっ……フン!」
「ハハハ、怒るな怒るな。」
「怒ってなんかいない!」
「何が気に入らないんだ?」
「知らないわよ、もぅ!」


明道「ふー……今日は全然しゃべらなかったなあ~」

というわけで第十六話。

男がやってくる。
自分であるがために。
男がやってくる。
自分を貫くために。
それを見て、待ちわびた女は、
感激の涙を流す。
嗚呼、その男、偉大なり。

(若本ボイスで)

ってこれどこのスクライドだ……


まぁそんな感じですよ。

今回の話は

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無題
ラブコメっつうかコメあんまねぇww
ガフさん当分という事はそのうち出るんだな?
(*⌒▽⌒*)
お前の恋愛表現はベタベタしすぎで気持ち悪い
恋愛は言葉でするもんじゃねぇ…
心でするもんだ!!
お前の恋愛表現は↑の言葉並にキモいぞ、注意しろ。
先公は髪の違いがあんま分からん。
クロノス 2007/07/04(Wed)22:18:34 編集
無題
どんまいどんまい

あいぴー URL 2007/07/04(Wed)23:48:13 編集
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